社会福祉法人ちとせ交友会社会福祉法人ちとせ交友会

自律性を育む7つの保育

ちとせ交友会では、これからの時代を生きていく子どもには自分で考え、選び、友達と協調できる自律的な力が必要だと考えています。

園生活と遊びを通じ、個々の発達に応じた経験がその子のペースで積みあがるように保育環境を整え、チームで保育をしています。

Methods

7つの保育とは

国が示す「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」や「育みたい資質・能力」を踏まえ、ちとせ交友会では、子どもたちの主体的な園生活のなかで育ちを支えています。子ども主体の活動を通して就学への土台を育めるよう、ちとせの保育の特徴を「7つの保育」として表しています。 子どもの学びは、一つひとつが独立しているのではなく、さまざまな経験がつながり合いながら深まっていきます。そのため、心と身体、社会性、思考力などを総合的に育めるよう、日々の園生活をデザインしています。

毎日の「自分でできた」が、自信になる。

01

生活活動

食事や着替え、手洗い、片付けなど、日々の生活そのものも大切な学びの時間です。大人がすべてを手伝うのではなく、一人ひとりの成長に合わせて見守りながら、自分でやってみようとする気持ちを育てます。 自分のことができるようになることで周囲にも目が向き、友達を手伝ったり、協力したりする姿へとつながっていきます。

生活活動の様子

育つ力

  • 基本的な生活習慣
  • 自分のことを自分でする力
  • 手順や見通しを考える力
  • 試行錯誤する力
  • 達成感と自己肯定感
  • 友達と助け合い、協力する力

活動例

自分で着替える、食事の準備や後片付け、手洗い、うがい、持ち物の整理、当番活動など。

「やってみたい」から、遊びが始まる。

02

自由遊び

子どもが自分の興味に合わせて、遊ぶものや場所、関わる相手を選びます。自分で遊びを見つけ、工夫し、ときには友達と相談しながら発展させていくことで、主体的に行動する力を育みます。

自由遊びの様子

育つ力

  • 自分で選び、決める力
  • 興味を深める力
  • 集中して取り組む力
  • 発想力と創造力
  • 友達と関わり、遊びを発展させる力

活動例

積み木やブロック、ままごと、ごっこ遊び、絵本やお絵描き、園庭での虫探し、子ども同士で考えた遊びなど。

話すこと、聞くことから、世界が広がる。

03

グループタイム

朝と夕方、先生や友達と輪になり、歌や手遊び、絵本、対話などを楽しみながら、クラスみんなで同じ時間を共有します。自分の考えを言葉にしたり、友達の話に耳を傾けたりする経験を重ねるとともに、仲間と過ごす心地よさを感じ、仲間意識や協調性を育んでいきます。年齢とともに、みんなで活動やルールを考え、決める機会へと発展していきます。

グループタイムの様子

育つ力

  • 自分の考えや気持ちを伝える力
  • 相手の話を聴く力
  • 言葉で表現する力
  • 仲間意識と集団への参加意識
  • 話し合いながら決める力

活動例

朝や帰りの話し合い、今日の活動について考える、経験したことの発表、歌や手遊び、季節や行事についての対話など。

触って、試して、自分なりの答えを見つける。

04

物と関わる遊び

積み木や砂、水、粘土、廃材など、身近なものに触れながら、形や重さ、動き、変化を体感します。「どうしたらできるだろう」と繰り返し試すなかで、物の性質を知り、自分の考えを形にする力を育みます。 保育者がすぐに答えを教えるのではなく、子どもの考えや試行錯誤を見守り、必要に応じて問いかけたり、素材や道具を加えたりしながら探究を支えます。

物と関わる遊びの様子

育つ力

  • 試行錯誤する力
  • 原因と結果を考える力
  • 大きさ、数、順序、空間を捉える力
  • 物の性質や扱い方を知る力
  • 発想力と問題解決力
  • 友達と考えを伝え合い、協力する力

活動例

積み木、ビー玉や斜面を使った遊び、ドミノ倒し、砂・水・泥遊び、色水やシャボン玉、粘土、空き箱や廃材を使った制作、乗り物づくり、クッキングなど。

一緒に遊ぶから、分かることがある。

05

集団遊び

大人と子どもの一対一の触れ合いから始まり、やがて友達同士で楽しむ遊びへと広がっていきます。 ルールのある遊びでは、自分の思いだけでなく、相手の動きや立場を考える必要があります。勝ったり負けたり、思い通りにならなかったりする経験を通して、気持ちを調整する力や、ルールの必要性を理解する力を育てます。 友達と作戦を考え、力を合わせるなかで、運動面だけでなく、社会性や思考力も養われます。

集団遊びの様子

育つ力

  • 相手の立場や視点を考える力
  • ルールの意味を理解する力
  • 友達と協力する力
  • 状況を予測し、作戦を考える力
  • 自分の気持ちを整える力

活動例

鬼ごっこ、かくれんぼ、いす取りゲーム、フルーツバスケット、宝探し、リズム遊びや伝承遊びなど。

遊びながら考え、試し、また挑戦する。

06

カードゲーム・ボードゲーム

カードゲームやボードゲームには、「どのカードを出す?」「どうしたら勝てる?」と、自分で考え、決める場面がたくさんあります。考えて行動し、その結果として勝ったり負けたりする経験を繰り返す中で、先を見通す力や論理的に考える力、集中力、最後までやり抜く力(GRIT)を育みます。 また、数や分類、順序などに遊びながら触れることで、算数・数学につながる基礎的な力も身につけていきます。何より「やりたいからやる」という子どもの主体性を大切にしています。

カードゲーム・ボードゲームで遊ぶ様子

育つ力

  • 自分で考え、決める力
  • 数や分類などを理解する力
  • 先を見通し、戦略を考える力
  • 論理的に考える力
  • 集中して取り組む力
  • 負けてもまた挑戦する力(GRIT)
  • ルールを理解し、友達と楽しむ力

活動例

絵合わせカード、神経衰弱、絵ドミノ、仲間分けゲーム、数並べ、ウノ、三目並べ、りんごゲーム、マンカラなど。

一緒に読む楽しさから自分で読み書きする力へ

07

ビッグブック

0歳児からの1対1の読み聞かせ、友達との絵本、大型絵本(ビッグブック)をクラスみんなで楽しむ活動など、成長に合わせて絵本の世界に親しむ時間を大切にしています。 物語の世界に入り込み、登場人物の気持ちを考えたり、物語の続きを想像したりする経験を通して、ことばや読解力を育みます。さらに、物語を題材にしたロールプレイやリサーチ活動などへ発展させ、共通のテーマからさまざまな学びへとつなげていきます。 ちとせのビッグブック活動では、こうした「ことばを部分ではなく、意味のあるまとまりや体験の中で学ぶ」というホールランゲージの考え方を取り入れています。

ビッグブックを読み聞かせる保育士と、聞き入る園児たちの様子

育つ力

  • 言葉を理解し、使う力
  • 物語を想像する力
  • 登場人物の気持ちを考える力
  • 感じたことや考えを表現する力
  • 読み書きへの興味

活動例

大型絵本の読み聞かせ、登場人物の気持ちを考える、物語の続きを想像する、印象に残った場面を話す、絵日記や文字調べにつなげるなど。

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